飲酒運転撲滅をめざし、福知山警察署(山田健一署長)は、居酒屋の店長らを対象にした交通安全講習会を9日に開いた。京都府北部を中心に居酒屋チェーン店を展開する株式会社オフィスヒュート(本部・福知山市蛇ケ端、達川寿志代表取締役)の店長らが出席した。
講習は同社の会議室であり、市内外の12店舗から店長ら幹部と同社本部社員合わせて17人が参加した。
初めに福知山署の加藤剛交通課長が、飲酒運転防止に関する道路交通法や発生状況を説明。5月には運転者と知りながら酒を提供したとして、市内の店主を検挙したことなども話し、「車で店まで来たのかや、ハンドルキーパーの確認をしっかりとしてほしい」などと伝えた。
また「交通事故は、だれでも加害者になる可能性があり、人生を一変させてしまうかもしれない怖いものです。そんな中でも飲酒運転は故意の犯罪で、警察としては許せない」と話した。
旭が丘の居酒屋ちりとてちんで料理担当をしている本部社員、四方一英さん(53)は「年齢確認、タクシー、代行サービスの利用などの確認は必ずしています。お客様を守るためにも、今後も徹底して続けていきたい」と気を引き締めていた。
講習ではこのほかに、深夜などに未成年者の行動を制限する居酒屋に関係した法律や府条例の確認もした。
市内では今年、飲酒運転による交通事故が10件発生し、逮捕者も出ている。
写真=飲酒運転撲滅の講習を受ける居酒屋店長ら
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