広島に原爆が投下された日に合わせ、犠牲になった人への哀悼と平和への願いを込めて寺院などの鐘を突く取り組みが6日、京都府福知山市内であった。投下時刻の午前8時15分に、市内のあちらこちらで、鐘の音が響いた。
毎年、福知山平和委員会、原水爆禁止福知山協議会(福知山原水協)が呼びかけをして行っているもので、今回は23の寺、教会が参加した。
奥野部の長安寺(正木義昭住職)では、市民ら23人と中丹合唱団シルクロードのメンバー5人が集まり、「原爆を許すまじ」などを歌ったあと、一人ずつ鐘を突き、この間、正木住職が読経をした。
参加した俣野敏雄さん(70)=かしの木台=は「犠牲になった人々が安らかに眠れるようにと祈り、平和への思いを込めて鐘を突きました」と話していた。
長崎県に原爆が落とされた9日にも、市内の11の寺、教会で鐘を鳴らす予定。
写真=鐘の音に合わせて手を合わせる参加者ら
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