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両丹日日新聞2017年8月 5日のニュース

避難生活送る福島の子ら招き三和でキャンプ

 東日本大震災の被災地の子どもを招くサマーキャンプが、京都府福知山市三和町で催されている。各地で避難生活を送る福島県出身の小学5年生が参加。豊かな自然の中で、地元の子どもらと交流しながら身も心もリフレッシュしている。

 「みわのわ」福島県双葉郡のこどもサマーキャンプ実行委員会(清水良子代表)主催。両丹日日新聞社など後援。

 今年で4回目になり、避難生活などによる児童のストレスをほぐすことなどが目的。今回は3日から7日までの日程で、9人の児童が参加。芦渕集落センターを拠点に、三和ダッシュ村、大原神社を訪れるなど、さまざまな体験をしている。

 4日の午前中は、三和ダッシュ村(清水三雄村長)で地元から参加した子ども約15人と一緒に、竹を切ってコップ、皿、箸などを作る体験をした。

 グループに分かれ、山本晋也副村長に教わりながら、ノコギリやナタを使って製作。昼食は、出来上がった器にカレーを盛ってもらい、みんなで楽しく食べた。

 参加した鈴木康太君=茨城県水戸市=、鈴木望君=群馬県館林市=の2人は、「ノコギリで竹を切るのが楽しかったです」と笑顔を見せていた。

 また、キャンプには関西大学社会安全学部の学生2人がボランティアで参加した。

 実行委の清水代表は「日用品や米など、町内外からたくさんの支援を頂きました。ありがとうございます」と協力に感謝していた。


写真=竹を切って食器をつくる福島県出身の児童

    

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