2018年度から本格始動する京都府福知山市西小谷ケ丘の京都工芸繊維大学福知山キャンパスを、福知山の大学を支援する会(谷垣均会長)の一行が1日に視察した。整備が進む状況を見たメンバーたちは「北近畿の活性化に貢献できるキャンパスになる」と確信。産業イノベーション(革新)の核となることや福知山公立大学との連携に、期待を膨らませた。
福知山キャンパスは、旧福知山女子高校の校舎を活用して設置。公立大とも隣接していることから、地域社会の発展に寄与する「知の拠点」として、注目を集めている。
地域課題の研究を深める学部プログラムを履修する学生が、3回生の後期から利用する予定で、初年度は30人が松ケ崎キャンパス(京都市)から拠点を移して福知山で学び、地元企業でのインターンシップなどに取り組む。
今年度中に整備を完了させる計画で、今回は支援する会が研修の一環で訪問。化学材料系の実験室のほか、3Dモデリングマシン(プリンター)、複合材料の加工用機といった設備を見て回った。
引き続き森迫清貴副学長が学生たちの活動内容を紹介。現在は松ケ崎キャンパスで、一般教養や専門基礎を学んでおり、福知山や舞鶴、宮津などでフィールドワークをする「地域課題導入セミナー」を行ったことも紹介した。
福知山キャンパスで取り組むインターンシップについては、「古里で働くという選択肢に、実感を持たせることができる」とし、地元出身の若者が定着する仕組み作りにも、意欲を見せていた。
写真=複合材料の加工用機械を見るメンバー
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