京都府福知山市上紺屋町に本社を置く総合小売業のさとう(佐藤総二郎社長)グループはこのほど、兵庫県神戸市北区で食品スーパーマーケット向け専用の物流施設「さとうグループ神戸総合物流センター」を稼働した。中国自動車道・六甲北有料道路神戸三田インターから約2キロの好立地を生かし、兵庫南部や大阪方面への出店拡大をめざす。
さとうグループは、京都、兵庫、大阪、福井の4府県でショッピングセンター、スーパーマーケットなど71店舗を展開する。
日本海で水揚げした鮮魚を集客商品にして、兵庫や大阪の内陸部にも店舗を広げてきたが、物流施設が福知山市内にあるため、限界があった。神戸センターを弾みに、更なる商圏拡大を狙う。また物流拠点が2カ所になったことで、災害など非常時のリスク分散にもなる。
神戸センターは、鉄骨造り2階建て延べ床面積約1万4千平方メートル。食品加工、配送センター機能を有し、最大50店舗への商品供給ができる。当面は播磨、大阪、京都南部各方面の計15店舗へ供給する。
写真=神戸市に整備した総合物流センター
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