花で子どもに安らぎをと、京都府福知山市和久市町の村田佳子さんは、南岡町の南陵中学校(片山哲朗校長、507人)に17年間、花を生け続けている。これに対して教職員や生徒らが感謝の気持ちを伝えたいと、村田さんに感謝状を贈った。
村田さんは、生け花の教室「いけばな山月」で教えており、ほぼ毎週月曜日に同校を訪れ、玄関や校長室に生け花を飾っている。
きっかけは、自分の息子が昭和小学校に通っている時、学級に落ち着きがないと聞き、少しでも子どもの心を和ませられたら−と思い、花を生け始めた。
息子が南陵中に進学したころは、校内で備品などが壊れることがたびたびあり、「安定した学校になってほしい」と願い、生け花活動の申し入れをし、それ以来、17年続けている。
3日の全校朝礼の中で行われた感謝状の贈呈式では、生徒会が村田さんの活動を紹介したあと、生徒会の古安梨花会長と夜久瞭那副会長=ともに3年=が「長年にわたり、学校に花を生けていただきありがとうございます」と伝え、学校と生徒会連名の感謝状を手渡した。
村田さんは「子どもたちに活動を理解してもらえ、うれしいです。これからも、子どもたちの心が豊かになるよう続けたい」と笑顔を見せていた。
写真=感謝状を村田さん(右)に贈る古安会長
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