実践的な英語力の習得を目的に、京都府福知山市水内の福知山成美高校(兒島裕之校長)はこのほど、新たに国際部の部署を立ち上げた。この一環として、5月からオンラインで英語圏に住むネイティブの講師と会話する授業に取り組んでいる。近畿でも、こうした授業を取り入れている学校は少ないが、生徒は上達することを実感しながら、楽しんでいるという。
国際部は、英語の読解力に加え、話す力、書く力を磨くことで、大学入試や検定に備え、英会話を通じて、異文化に触れ、豊かな人間性を養ってもらう環境づくりをする。実践的な授業や海外への短期研修などに取り組むことにしている。
オンラインでの授業は、週に1回、1年生の特進文理国際コース34人、アカデミーコース25人、2年生で選択している生徒15人が受けている。授業終了後には、フィリピン人の講師から個別に評価が返ってくるため、改善点などをすぐに確認することができ、学びに生かせる。
授業時間は45分間。事前学習として15分を使い、25分間は1対1でネイティブの講師と会話し、最後の5分間で学習を振り返る。22日には、特進文理国際コースの1年生が授業に臨み、それぞれ積極的に会話を楽しんでいた。
国際部主任の荒木貴美代教諭は「異文化理解を深め、人間性も磨いてほしい。オンラインの授業は、ネイティブの方とマンツーマンで話せるなかなかない機会なので、みんな楽しんでくれているのがうれしいです」と話していた。
写真=オンラインで会話を楽しんでいる
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