福知山市東羽合の市消防防災センターで、京都府内の6消防本部・消防組合が集まっての訓練大会が8日にあり、はしご登りのタイムを競い合ったりした。福知山市消防本部の救助隊員たちが素早く壁を乗り越えたり、ロープを渡る訓練成果発表会に引き続いて行われ、見学に集まった市民らが、きびきびとした動きに拍手を送った。
市消防本部の訓練成果発表会は救助活動の技術習得、連携活動の技術向上を目的に毎年開いている。今年は、空気呼吸器をつけて3人1組となり、ビルや地下街などに煙でまかれた人を救出するほふく救出▽5人1組で高さ3メートルの壁を乗り越えたりする障害突破▽地下やマンホールで脱出不能になった人を5人1組で救出する引き揚げ救助の3つを披露した。
福知山消防署北分署の武田真誌消防士長は「精いっぱい頑張りました。まだまだ課題点もあるので、改善をしていきたいです」と話していた。
このあと、同センターの施設開放訓練をし、福知山のほか、京丹後、舞鶴、綾部、宇治の各市消防本部と宮津与謝野消防組合の隊員ら計84人が集まった。
隊員らが互いに刺激しあえるよう、訓練は大会形式にし、命綱を装着して高さ15メートルのはしごを登りきるタイムなどを競い合った。これも市民らが見学し、盛んに拍手を送っていた。
写真=成果発表会では、ほふく救出などを実演した
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