国の特別天然記念物「オオサンショウウオ」が、京都府福知山市島田の土師川宮井堰付近にいるのを23日、井堰の修理をしていた管理者らが見つけた。「体長は1メートル以上。このところ毎年のようにここで見ているので、すみかになっているのでしょう」と話している。
オオサンショウウオは世界最大の両生類といわれ、大きなものでは全長1・5メートルにもなる。60年から70年生きるとされ、一生を水中で過ごす。茶褐色で黒い斑紋があり、夜行性。小魚、エビ、カエルなどを捕食する。
発見されたのは1匹で、中州をのそのそ歩いて水中に入り身を潜めていた。時折、顔を出して呼吸していたという。同じ場所で、一昨年に2回、昨年は1回、オオサンショウウオが見られたという。
写真=中州をのそのそ歩くオオサンショウウオ
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