京都府福知山市大江町の大江山周辺と宮津市とを結ぶ古道「元普甲道」の毛原峠周辺の整備完了を記念したハイキング(実行委員会主催)が、現地で行われた。約110人が参加し、往時に思いをはせながら歩き通した。
元普甲道は、大江町毛原から宮津市金谷までの約9キロ。毛原から舞鶴市大俣までを結ぶ山越えの毛原峠周辺は、倒木などで荒れ、通りにくくなっていたことから、府や地元の人らが協力して草刈り、木の撤去、倒木を使っての階段作りなどを進めた。
ハイキングは20日に宮津市小田、舞鶴市大俣から毛原までを歩く3コース(3~7キロ)で行われた。好天に恵まれ、参加者たちは平地ではじりじりと照り付ける太陽をまともに受けたが、山道に入ると木陰で風が通って涼しく、森林浴も兼ねての山歩きを満喫した。
元大江山スキー場(宮津市小田)からの7キロのコースに挑戦した舞鶴市岡田中の若松貴也さん(37)は、生後6カ月の三男、幸甫ちゃんら家族5人を連れて参加。「峠を歩くのは初めてでしたが、歩きやすい道で森林浴もできました。また機会があれば登りたい」と話していた。
下り立った毛原では、地元産の野菜などを使ったバーベキューでの交流会や棚田散策、雲龍紙(和紙)でのランプ作りを楽しんだ。
写真=毛原側の道を下る参加者たち
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