京都府福知山市内の多くの小学校が連休の合間に遠足をした。異年齢の児童同士の交流や1年生を歓迎するのが目的で、ゲームをしたり地域の歴史を学んだりして楽しく過ごした。
下地の中六人部小学校(小林智子校長)では1日、1年生歓迎遠足を催し、全校児童32人のほか、地域の人ら16人が参加。学校近くの庵戸山(ようどやま)に登り、地域の歴史を学びながら親睦を深めた。
上松の下六人部小学校への統合計画が進み、中六小として最後の遠足になる可能性がある中で、中六小校歌の歌詞にある庵戸山登りを初めて計画した。ほとんどの児童が登ったことがないことから、地域の歴史を学んでほしいとの思いを込めた。
標高178メートルの頂上に到着すると、6年生が事前に勉強していた言い伝えを発表。現在の兵庫県豊岡市出石町、江戸時代の出石藩で発生した日本三大お家騒動の一つ「仙石騒動」ゆかりの山で、跡目争いの関係者が後に山中で仏教修行に専心する生活を送ったとされていることなどを説明した。
また1年生へ手作りのメダルなどをプレゼントし、弁当を食べたり、やまびこ大会などをして交流を深めた。
写真=庵戸山山頂へ向けて歩く児童たち
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