京都府福知山市私市、佐賀小学校(藤田久代校長)の5年生4人が25日、報恩寺の竹林でタケノコの収穫体験をした。初めての児童もいて、地元のタケノコ農家から手順を教わり、夢中になって掘り起こした。
総合的な学習の一環。名産や産業を知ることで、地元に愛着を持てるようにと、毎年5年生が取り組んでいる。体験で学んだことは、秋の学校行事で発表する。
今年は、タケノコ農家の四方敏弘さん(65)が所有する竹林で実施。5年生の四方えりかさんの祖父で、児童たちは、四方さんの助言を受けながら、トグワなどを使って収穫した。
「大きいの取れたよ」「根っこがあって難しい」など会話も楽しみながら、せっせと手を動かし、大小さまざまなタケノコを掘り上げていた。
取れた分はすべて、四方さんから児童にプレゼント。報恩寺産のタケノコは、柔らかくてえぐみが少ないと人気があり、荒井智香さんは「お父さん、お母さんが喜んでくれると思います。タケノコごはんにして食べたいです」と楽しみにしていた。
収穫体験の前に、児童らは報恩寺の集荷場を見学。品質によって上、中、小に分ける様子などを見た。多い時で一日に2トンのタケノコが持ち込まれることなどを教わった。
写真=トグワでタケノコを掘り上げる児童
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