京都府福知山市の市消防本部(鈴木秀三消防長)は、新型消防ポンプ車1台を導入し、福知山消防署北分署に配備した。小型水槽を積載していて、水が確保しづらい場所でも即時に対応できる。
導入したポンプ車は全長5・7メートル、幅1・92メートル、高さ2・75メートルの四輪駆動で、約4700万円をかけて購入。ステンレス製の小型水槽(600リットル)を備えている点や、泡状の水を放出するのが特長。泡状にすることで水の表面積が広がり、効率よく消火できる。
火災現場までホースを延長する電動リヤカーも積載。消防隊員の負担を軽減し、あらゆる現場で迅速に活動できる。このほか、木製、鉄製のドアなどを切断できるエンジンカッター、建物の3階まで届く3連はしごなども積んでおり、逃げ遅れた人の救出にも対応できる。
26日には、大橋一夫市長らが見守る中、東羽合の市消防防災センターで新型消防車を使った訓練を実施。自動車が建物に衝突し、火災が発生した-との想定で行い、建物と自動車に放水するなどして、性能を改めて確かめた。
写真=新型ポンプ車で訓練に取り組んだ
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。