鬼伝説が残る大江山の麓、京都府福知山市大江町、元伊勢内宮皇大神社の西参道沿いにジンチョウゲ科の常緑小低木、オニシバリの花が咲いている。鬼を縛れるほど樹皮が強じんだからとこの名がついたとされるが、花は黄色でかれん。
西参道は天岩戸神社の近くにあり、車で内宮境内まで行ける。オニシバリが咲いているのは参道入り口そばで、10本ほどある。
秋に新芽を出して春に開花し、夏に葉を落とすことから、ナツボウズ(夏坊主)の別名もある。花は少し分かりにくいが、枝のあちこちで咲いている。神社周辺を散策する地元の人は、「内宮神社の入り口で『鬼』が侵入してくるのを防ぐ役目を果たしているのでは」と思いを巡らしていた。
写真=かれんな花が咲くオニシバリ
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