京都府福知山市前田、日新中学校のクラブ活動のひとつ、科学技術部(伴仲晋次部長、14人)は12日、手作りした木製の机と椅子を長田野町の市企業交流プラザに寄贈した。受け取った一般社団法人長田野工業センターの井口和馬事務局長(47)は「ありがたいです。大切に活用したい」と喜んでいる。
科学技術部では、3年前から地域に貢献したいと、地元の障害者支援施設のききょうの杜、日新コミセンに手作りの机などを寄贈してきた。
机は縦80センチ、横150センチの4人用、椅子は2人が座れるベンチタイプで、これまで2カ所に贈ったものと同じ。昨年の夏休みを中心に、3月に卒業した3年生6人と新3年生の4人で製作した。
板を設計図に合わせて切ったりしてネジで止め、誰でも使いやすいよう重心を低めにしたり、板の角を丸めて安全面に配慮したりと工夫した。ベンチの背もたれの最上部は波の形にしたデザインにしている。
3年生の伴仲部長は「安全に使えるよう、ネジを隠すなどしました。楽しく作れました」と話していた。
工業センターでは、来訪者に利用してもらえる場所に置くことを考えている。
写真=机と椅子を寄贈した日新中科学技術部員らと井口事務局長(右)
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