福知山市石原の府立工業高校は、16年度進路状況をまとめた。卒業生179人のうち114人(64%)が就職、65人(36%)が進学の道を選んだ。就職では、今年も希望する生徒全員が早期に就職先を決めることができた。
求人件数は前年度とより約140件増加して807件で。このうち178件が学校指定求人となっており、3年間学んできた専門性や取得した資格を評価し、戦力として求める企業が増えている。
また、OB・OGの就職後の定着率も高く、後輩たちの後押しとなっている。
就職先は、地元のエスペック、武田ヘルスケア、グンゼ、日東精工のほか、大手のトヨタ自動車、三菱重工業、島津製作所など。新たに川崎重工やアイシンも開拓できた。
対策としては面接に力を入れ、インターンシップなどで仕事をすることに慣れるようにしてきた。
進学では、専門性の高い学びをめざして学校を選択する生徒が多かった。個別指導などに尽力した結果、進学者のうち36人が4年制大学、このうち11人が国公立大に合格した。
国公立大は、香川、京都府立、高知工科、信州、富山、福井、福知山公立の7校。私立大には、大阪工業、大阪電気通信、岡山理科、金沢工業、京都産業、近畿など13校に延べ39人が合格した。
進路指導部では「全体的には就職が増え、4年制大学も例年より多くなった。就職では、女子はみんな第1希望に一発合格しており、男子もチャレンジ精神をもって挑んでくれた」と話す。
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