世界で活躍するシンセサイザー奏者の喜多郎さん(64)が5日、京都府福知山市正明寺の福知山淑徳高校を訪れ、和太鼓部(小石美優部長)に演奏の指導をした。市制施行80周年と市民憲章推進協議会設立25周年を記念し、今夏に開かれる喜多郎さんのコンサートで共演する予定になっており、一日中、熱のこもった練習をした。
喜多郎さんは、1980年にテレビ番組「NHK特集シルクロード」の音楽を担当して脚光を浴びた。世界進出を果たし、これまでグラミー賞に16回ノミネートされている。
今夏のコンサートで淑徳高校生は3曲を披露し、喜多郎さんの新曲で共演する予定。また、小中学生でつくる「子ども太鼓疾風」や観客らも交えたジョイントステージ「千人太鼓」もする予定という。
指導を受けたのは和太鼓部の20人。部員たちが曲紹介をしながら、3曲を演奏し、喜多郎さんから講評を受けた。このあと、子ども太鼓疾風の10人と集まっていた関係者らも加わり、全員で千人太鼓の練習をし、音色を通じて一体感を味わった。
新3年生の小石部長は「楽譜通りではなく、自由にたたくというのが新鮮でした。まだまだなのに、ほめて頂けて、うれしかった」と笑顔を見せていた。
コンサートは、8月5日に中ノの市厚生会館で開かれる予定。
写真=演奏を楽しむ喜多郎さんと生徒たち
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