600枚の棚田が広がる京都府福知山市大江町毛原、元普甲道の峠に、変わった地蔵が鎮座している。首と胴体の部分に切れ目が入っていて「袈裟切り地蔵」と呼ばれ、古くから仇(あだ)討ちにまつわる話が残っている。
地蔵は毛原と舞鶴市大俣を結ぶ「毛原峠」の頂上部分に鎮座。高さは約40センチで、祠が設けられている。
言い伝えによると、安土桃山時代の剣豪、岩見重太郎が天橋立で親のあだ討ちを果たした帰り道に峠で追手と争った。その際に追手の刀が地蔵に当たり身代わりになって助かったとされる。
また重太郎があだ討ちに行く前に、地蔵で試し切りをしたという説もある。
写真=剣豪岩見重太郎の身代わりになったと伝えられる地蔵
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