京都府福知山市夜久野町の住民主導組織「夜久野みらいまちづくり協議会」の福祉・あんしん部会(白髭順部会長、26人)は町内全1234戸を対象に自治会長らの協力を得て実施した「困りごとアンケート」調査を行った。過疎地が抱える課題が浮き彫りになった。
昨年11月から約1カ月半、自治会長らの協力を得て実施。回答を得られたのは835戸で、回収率は67%だった。22日に額田の夜久野ふれあいプラザで開いた講演会の中で結果を報告した。
「こんなことで困っている」「必要だと思うこと」を複数回答で尋ねたところ、除雪約450人、買い物や病院などへの付き添い300人余り、移送300人弱の順に多く、いずれも介護保険サービス適用外のものだった。
ほかに墓掃除が200人余り、代筆が100人余りあった。
まちづくり協議会の衣川裕次会長は「講演会の参加者やアンケートの回答者が予想以上に多く、高齢化が進む中での福祉施策に不安を抱いている人が多いと感じている。住民から出た困りごとを解決するための体制づくりを地道に進めていきたい。若手の方も協議会メンバーにどんどん加わってほしい」と話していた。
写真=市街地の雪が消えて20日以上たっても雪が残るJR上夜久野駅(2月24日撮影)
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