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両丹日日新聞2017年3月25日のニュース

「つもり広報」からの転換 京都府中丹西土木事務所

 京都府が取り組む土木の仕事に協力を得られ、更には愛着を持ってもらえるようにと、府中丹西土木事務所(大滝裕一所長)は広報PRに力を入れている。積極的な情報発信に加え、オリジナルキャラクター2体を作ってチラシやインターネットで活用。公募で2体の名前も決めた。

■積極的に情報発信 独自キャラも作成■

 府民に広報しているつもり、事業を説明しているつもりではいるけれど、大切な内容をタイムリーに伝えられているだろうかと、今年度「広報したつもりからの転換」を図っている。

 その一つとしてインターネットを活用し、フェイスブックを開設した。夜間パトロールの様子を紹介したり、古い橋の点検をして水漏れの原因を特定した際の写真を公開したり。大雪の日には、タンクローリーが立ち往生した現場へ職員が駆け付け、人力で除雪して通行再開させたことなどを伝えた。

 こうした広報媒体で親しみを持ってもらえるようにと、キャラクターのイラストを職員が作った。1体は地元・福知山市三段池公園の市動物園で生まれたレッサーパンダ、もう1体は、そのお友だちのネコという設定。府のヘルメットをかぶり、時にはスコップ、ツルハシを手にしたり、時にはミニ重機に乗ったり。せっかくなので名前を付けようとフェイスブックなどを通じて公募したところ、北海道など他府県からを含め79件(うち地元67件)の応募があった。

 土木事務所がある福知山市篠尾新町の府福知山総合庁舎で21日に愛称選考会を開催。モデルのレッサーパンダを飼育している市動物園の二本松俊邦園長、WEB(ネット)マガジン「ふくてぃーやま」編集長で音楽家の吉田佐和子さん、大滝所長らが選考委員となり、土木事務所内での1次選考の結果も踏まえながら、全応募作を検討した。

 福知山と由良川にちなみ「ふくちゃん、ゆらにゃん」、中丹西にちなみ「にっしー、ちゅうタン」といった地名由来の候補作が目を引いたが、福知山はご当地キャラが多く、今後も地名由来キャラが出てくることを想定して、土木事務所の独自色を優先。キャラは橋や道路を造る仕事内容から考えられた「はっしー、みっちー」に決まった。

 はっしー、みっちーの名付け親となった下六人部小学校新6年生、飯原佳翔君には、土木事務所から記念品を贈る。


写真=レッサーパンダの「はっしー」(右)と友だちネコの「みっちー」


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