シカ肉を使ったカレースープを作る「ジビエ料理教室」が、京都府福知山市十三丘の上小田教育集会所で22日に開かれた。地元を中心に14人が参加し、ジビエ肉を扱う店の女将から、丁寧に作り方を教わった。
集会所では、地元住民が交流する場として、「わくわくクラブ」と題し、月1回ほどのペースで、着物のリフォーム講座、飾りずし教室などを開いている。
今回は要望が多かったジビエ料理がテーマ。精肉、イノシシ肉、シカ肉の卸と小売りの店「浜」(立原)の女将、大浜久子さん(69)が講師を務めた。
ジビエについて大浜さんは、高たんぱく、低脂肪、低カロリー、ミネラル豊富なヘルシー食材で、ステーキ、空揚げ、すき焼きなど、どんな肉料理にも使えると説明。カレースープには、三岳山周辺で捕ったシカのスネ肉を、あらかじめ3~4週間熟成させて使った。
参加者らは、大浜さんからアドバイスを受けながら、大根、カボチャなど具材を切ったり、鍋で煮込んだりして完成させた。
またシカ肉入りのサラダも作り、全員で試食。「臭みがなくておいしい」などと、感想を出し合いながら、口に運んでいた。
新庄の小中千春さん(69)は「シカ肉は苦手でしたが、臭みもなくてヘルシーで、ジビエ料理のファンになりました。自宅でも作って家族に食べさせたい」と喜んでいた。
写真=大浜さん(中央)の指導で調理する参加者
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