福知山市大江町二俣三、美鈴小学校(植野恵子校長、32人)で13日、科学講座が開かれ、4~6年生17人がグレープフルーツを使って電気ができる仕組みを知り、科学への関心を深めた。
全校児童がスポーツや文化などをテーマに取り組む「クラブ活動」の授業の中で行われた。講師は元京都府立工業高校電子コミュニケーション科教諭の中村邦夫さん(74)=本堀=が務めた。
児童たちは半分に切ったグレープフルーツに銅板と亜鉛板を刺し込み、導線でつないだLED電球をともした。果汁の酸によって化学変化が進み電気を作り出す原理を活用したもの。
中村さんから説明を受けながら、グレープフルーツの電池作りを進め、電球にほのかな明かりがつくと、児童たちは「やった」と大喜び。湯飲み茶わん2個に果汁と水を入れ、銅板と亜鉛板を入れて電気を作る実験もして、測定器で電圧を計った。
6年生の新井翔己君は「グレープフルーツを使って電気を作り出す実験は初めてで、電球が明るくなるのがよく分かり、とてもおもしろかった」と話していた。
写真=たくさんのグレープフルーツを使い実験する児童たち
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