針供養の日の8日、京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校(山口剛校長)で、「針供養の式」が営まれた。よく働いてくれた道具への感謝の気持ちを込め、毎年取り組んでいる伝統行事で、アパレルファッション系列の3年生を代表して6人が針塚へ納めた。
厚い生地などを縫って、折れたり曲がったりした針などを、最後は軟らかいコンニャクに刺してねぎらい、納めるようにしている。3年生たちは、3日に針塚の周りをきれいに掃除し、供養に備えていた。
これまで、ウェディングドレスや振り袖、カラードレスなど、さまざまな服を手掛けてきたという3年生たち。桐村葵さんは「針の力を借りたおかげで、これまでたくさんの作品をつくることができました。感謝の気持ちでいっぱいです」と、針塚の前で手を合わせていた。
写真=針塚を前に手を合わせる生徒たち
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