冬から春へ季節が移り変わる節分を迎え、京都府福知山市報恩寺の竹林では、春の息吹を感じさせるタケノコが育っている。3日朝、まだ雪が残る竹林で、地元の農業、平石幸一さん(80)が試し掘りをし、大きさや長さなど出来具合を確かめた。
平石さんはタケノコ栽培を続けて30年ほど。毎年3月終わりから掘り、空いた穴には肥料を入れて埋めならしている。また、周りの竹を少なくし、日あたりを良くして、よく育つように世話を続けている。
父の代から、毎年節分の時期に試し掘りをしている。トグワという道具を使って今年は15本ほどを収穫。大きな物だと約15センチあった。
今年は上がり年だという平石さん。「大雪になってまだ寒いのに、上がってきている。この雪の中では上等だと思います」と喜んでいた。
写真=順調に育っているタケノコ(3日午前9時すぎ)
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