福知山市水内の市上下水道部庁舎玄関東側に、家庭用雨水貯留槽の設置モデルの小屋が置かれている。上下水道部と京都府立福知山高等技術専門校(三原敏雄校長)が共同で製作したもので、具体的な設置例を市民に見てもらい、貯留槽の普及を図ろうとしている。
家庭用雨水貯留槽は、屋根に降った雨を集め、庭の水やりや打ち水などに有効利用するもの。ゲリラ豪雨などの際には雨水の流出を抑制できる。
市では補助金を出して普及を進めており、貯留槽の仕組みと働きをイメージしやすいようにと市が高技専にモデル製作を依頼。今春入校した7人が樋をつたって雨水が貯留槽に集まるようにした木造小屋を造った。幅、奥行き約1・8メートルで片流れの屋根にした。13日に搬入し、14日から16日までかけて仕上げた。
設置した貯留槽の容量は200リットル。集まった水は緑のカーテンの水やりなどに使い、小屋は屋外倉庫として利用するという。
今年度の家庭用雨水貯留槽設置に関する補助金の申請は、2月いっぱい受け付ける。今年度は既に市内で18基が設置された。
写真=完成した設置モデルと高技専の生徒たち
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