新型インフルエンザの発生に備え、行政と医療機関合同の実地訓練が6日、福知山市の京都府中丹西保健所と市立福知山市民病院で行われた。府中丹広域振興局と市民病院が主催し、市、消防本部などからも参加。計50人ほどが連携態勢、対応など一連の流れを確認した。
外国で新型インフルエンザA(H7N9)ウイルスの感染が拡大し、中丹西保健所に「帰国者・接触者相談センター」、福知山市民病院には「帰国者・接触者外来」が設置された−との想定。
感染の疑いがある患者A、すでに検査で陽性と判明している患者Bを保健所や自宅から市民病院へ搬送。患者Aについては、救命救急センターで簡易検査を行った。
このほか搬送車や救急車の消毒、防護服の着脱訓練もした。
中丹西保健所の糸井利幸所長は「海外への渡航から、10日以内に発熱するなどして新型インフル感染の疑いがある場合は、まず保健所に電話で相談してほしい」と呼びかけている。
写真=陰圧室で簡易検査をする医師
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