公募で集まった小学生88人が、練習してきた合唱などを披露する「キッズコンサート2016」（オンリーワンプロジェクト実行委員会主催）が4日、福知山市厚生会館で開かれた。ゲストに迎えたゴダイゴのボーカリスト、タケカワユキヒデさんと児童たちとのコラボ合唱もあり、会場は盛り上がりを見せた。市、両丹日日新聞社後援。

　コンサートは、有名なゲストとコラボすることで音楽文化・意識の向上、合同練習による自己主張・協調性の養成、本番での達成感を子どもたちに味わってもらうことなどを目的に取り組んでいる。子どもの歌声で大人たちに元気や感動を与えようという狙いもある。

　今回は「この街のビューティフルネーム」と題して企画。児童らは9月から合計7回の合同練習をするなど、本番へ向けて準備を重ね、本番前日にはリハーサルをした。

　コンサートでは、練習してきた琴の演奏や、ＳＭＡＰの「夜空ノムコウ」、実行委会長の足立直敬さんが作曲したキッズコンサートオリジナル曲「夢」などを合唱。ソロ歌唱や、合唱のギター演奏をする児童もいた。

　後半にはゲストに招いたタケカワユキヒデさんが大きな拍手に迎えられて登場。ゴダイゴのヒット曲「モンキーマジック」「ビューティフルネーム」「ホーリー＆ブライト」を児童らとコラボ合唱。

　児童がタケカワさんに質問をするコーナーのほか、タケカワさんが主導し、会場を半分に分けて歌の一節をどちらが大きな声で歌えるかを競う場面もあり、楽しい雰囲気に包まれた。

　タケカワさんはアンコールに応えて「銀河鉄道999」を熱唱した。


写真＝タケカワさんと「ビューティフルネーム」などをコラボ合唱