京都府福知山市鴨野町（西本庄之助自治会長、153世帯）で、冬の風物詩として恒例になっているイルミネーション「カモナリエ」が、3日夜に始まった。公園や集会所、民家などに飾られた色とりどりのＬＥＤ（発光ダイオード）が一斉に点灯し、住宅が密集する一帯が華やかなムードに包まれた。

　鴨野町は金谷地区の国道9号沿いの高台にある。防犯と住民の癒やしにと、町の入り口に植わる桜を電飾したのを機に、取り組みの輪が広がり、15年目となる。中央公園や地元集会所だけでなく、地元の老人福祉施設・岩戸ホーム、金谷保育園、さらに個人宅の参加が年々増えて、華やかさを増している。

　中央公園前であった3日の点灯式には、地元住民や参加施設の関係者ら大勢が参加。7人の聖歌隊がクリスマスソングをメドレーで合唱したあと、カウントダウン。それぞれが趣向を凝らして飾った光のカーテンやツリー、トナカイのオブジェなどが一斉に光を放つと、「わあ、きれい」「いろんなのがあるね」と歓声が上がった。

　点灯後、フランクフルト、焼きそばなど軽食類のバザーがオープンし、ご当地キャラ「かもんくん」「かのんちゃん」が周辺を歩き、子らを喜ばせた。

　点灯は1月21日までの午後6時から同10時まで。

　西本自治会長は「集会所付近に車を置くことができます。どなたでも気軽に見学に来てください」と話していた。


写真＝イルミネーションがひときわ鮮やかな中央公園付近