福知山公立大学と京都工芸繊維大学は1日、連携・協力に関する包括協定を締結した。京都府福知山市西小谷ケ丘の公立大で行われた締結式には、公立大の井口和起学長と工繊大の古山正雄学長、立会人の大橋一夫市長らが出席。18年度から工繊大福知山キャンパスが本格稼働するのを前に、互いに協力し、地域の発展に寄与することなどを誓った。
工繊大福知山キャンパスは、公立大に隣接する旧福知山女子高校跡地に設置予定。18年度後期から、地域課題についての研究を深めるプログラムを履修する学生(3、4回生70人)が学ぶ予定になっている。
文系の公立大と理系の工繊大が連携を強めることで、相互の教育研究の発展や人材の育成、地域社会の発展に寄与できればと考えている。
教育・研究や教職員の交流を深めるほか、地域社会への貢献として、市街地の空き建物をキャンパス化する取り組み、地域活性化に向けて両大学の研究成果を生かす取り組みなども視野に入れている。
式では、あいさつに立った古山学長が「公立大は『市民の大学、地域のための大学、世界とともに歩む大学』を基本理念とされており、共通点が多く理想的な連携先」と述べ、井口学長が「工繊大は地域に根差して創立された大学で、協定を結ばせていただいたのは大きな励み。連携し、相乗効果が生まれることで地域活性化に役立つのではと念願しています」と話した。
立会人の大橋市長は「締結を新たな出発点として、本市を含め三者一体となって取り組むことで、北近畿の学びの拠点にと期待しています。しっかりとバックアップしたい」と伝えた。このあと、協定書にサインした。
写真=協定締結後に握手を交わす古山学長、大橋市長、井口学長(左から)。三者一体となった取り組みが始まる
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