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両丹日日新聞2016年12月 1日のニュース

本格的な冬を前に ラッセル車点検

複線用ラッセル車 本格的な冬の訪れを前に、JR西日本福知山支社は11月29日、京都府福知山市半田の福知山電車基地で、複線用ラッセル車の装備の動作点検をした。このあと、夜間に山陰、舞鶴両線で試運転をし、東舞鶴駅との間を往復した。

 同支社では、DE15形ディーゼル機関車の前後にラッセルヘッドを連結した長さ約30メートルの単線用と複線用のラッセル車をそれぞれ1編成、福知山電車区豊岡支所に配置している。単線用は降り積もった雪を両側に、複線用は左側に押しのけて進む。

 福知山電車基地では同日午後、試運転を控えた複線用ラッセル車を、福知山保線区の3人が点検。ラッセルヘッドの前方に保線区社員が立ち、運転士に手などで合図を送り、先端部分の雪をかき分ける「フランジャー」や、フランジャーの下に伸ばして線路付近の雪をかき出す「アイスカッター」、雪を線路外に押し出す車両側面の「ウイング」が油圧装置で支障なく動くかを確認した。

 出動の目安は積雪がレール面から約30センチ以上になったとき。近年の出動は山陰線の豊岡駅よりも下りの区間が中心になっている。2011年度は11回と多かったが、その後は3回以下と少なく、昨年度は出番がなかった。

 福知山電車区の鶴岡誠治区長は「近年は暖冬の影響で出動回数が減っていますが、お客さまに安全に利用していただくため、不測の事態に備えてしっかりと態勢を整えておきたい」と話していた。


写真=ラッセルヘッドの装備の動作確認をする社員

    

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