一昨年6月に故障してから作動していなかった京都府福知山市中ノの御霊公園内にある「ふるさと創生シンボル時計」の修理が終わり、からくり部分が動き始めた。時計からは久しぶりに福知山音頭が流れ、一緒に現れる人形が可愛らしい踊りで子どもたちや訪れた人を楽しませている。
早い修繕を求めて、中ノ町自治会(小畑礼志会長)など近隣の自治会や団体などが、昨年から市へ要望書を提出してきた。
修理は今年8月に着手。シンボル時計が1991年に作られた時にも携わっていた機械仕掛けの時計などを設計・施工する佐々木孟さん(71)=神奈川県横須賀市=が担当し、人形などの修繕をし、24日に完了。25日から「復旧」した。
一定の時間になると仕掛けが動き始め、近くにいる人が見入っている。佐々木さんは修理を終えた時計を眺めながら「子どもやまちの人が見て喜んでくれることが、私のモチベーションになっています」と目を細めた。
時計には福知山音頭のドッコイセ踊り人形4体と、ウサギ、リス、タヌキの動物3体が仕込まれている。午前10時、正午、午後2時、4時、6時は、福知山音頭の演奏と全部の人形が出てくる。午前10時30分から午後5時30分までは、1時間ごとに「大きな栗の木の下で」の演奏と動物が出てくる仕掛けになっている。修繕費は約200万円。
写真=24日の最後の調整で動き出した時計に喜ぶ子どもたち
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