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両丹日日新聞2016年11月22日のニュース

花時計を電飾 府立工生がLEDで製作

イルミネーション 福知山市市民憲章推進協議会(田村卓巳会長)は21日夜から、JR福知山駅北口公園で恒例のイルミネーションを始めた。今年も園内の花時計周辺に、京都府福知山市石原の府立工業高校の生徒たちが製作したLED電飾が取り付けられ、初冬の夜を彩っている。

 駅周辺のイルミネーションは1999年に末広町のけやき通りで始まり、09年まで続いた。3年前から駅北口公園で再開され、昨年からは同校が協力して点灯している。

 昨年は花時計の盤面部分に、LEDを取り付けた長さ5メートルのビニールテープを配置し光らせた。今年は盤面部にさまざまな色に変化するLEDを組み合わせた長さ約30センチの光ファイバーを216本取り付けた。

 通常の電飾に加え、見る人がコンピューター制御のコントローラーを使って、福知山の四季をイメージした光に変えることができる。春、夏、秋、冬とボタンが4つあり、春だと夜久野町のシダレザクラをイメージし、ピンク、緑色を中心に光るようにしている。

 同校生産システム科3年生6人が推進協の依頼を受け、4月から半年かけて完成させた。

 花時計のそばには、従来のツリーの形に見える電飾(高さ約10メートル)も設置。電飾の下部には昨年製作したテープのLEDも取り付けている。花時計とツリー状の電飾に使われたLEDは約5万個。21日には点灯式があり、推進協のメンバーや生徒、市民ら約30人が出席し、電飾がつくと歓声が上がった。

 同校の上田圭悟君は「(電飾部分を)植栽と同じく地面から生えているような感じにしたかった。光を制御するプログラムをつくるのが難しかったですが、見た人の心に温かさと安らぎを与えることができたらうれしい」と願う。

 田村会長(63)は「自分で操作できる参加型イルミネーションは珍しく、時間をかけて作ってもらい本当にありがたい。多くの人たちに見に来てほしい」と話している。

 電飾の期間は12月21日まで。日没後から午後9時まで点灯する。


写真=盤面部分に光ファイバーを取り付けた電飾


    

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