子育て中の母親を対象にした防災セミナーが17日、京都府福知山市内記二丁目の市総合福祉会館で開かれ、市内の親子19人が受講し、災害時の対応などを学んだ。
一昨年8月の豪雨災害を機に、市内の子育て支援団体のメンバーらを中心に結成した福知山ママボランティアLINK(笹部美佳代表)が主催した。
LINKはこれまで、被災者の託児支援、復興支援バザー開催のほか、子どもを持つ母親の被災体験やアドバイスなどをまとめた冊子「福知山子育てファミリーのための防災ハンドブック」を作り、無料配布した。
セミナーでは、日本赤十字社府支部事業推進課健康生活支援係の前田ゆかり係長と、赤十字幼児安全法指導員の村岡和恵さんが講師を務めた。
最初に2グループに分かれて、災害が起きた時に何をすべきか−を討論。家族の安否確認やラジオなどでの情報収集、避難する際はガスの元栓を閉めておくこと、防災ずきん着用の必要性などを話し合い、子どもたちを安心させるための声掛けが大事−との意見も出された。
続いて専用の袋を使い、少ない米と水で炊くハイゼックス炊飯を体験。2枚の風呂敷を使ってのリュックサック作りや三角巾をつないでのおんぶひも作りなど、身近なものでグッズを作る方法も学んだ。
参加した母親たちは、万が一の時に素早い対応ができるよう、しっかりと作り方を覚えていた。
写真=ハイゼックス炊飯の体験をする母親たち
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