京都府福知山市西小谷ケ丘、福知山公立大学の学生と大江町金屋、大江高校の生徒が11日、合同で町内を巡り、地域を知る学習に取り組んだ。住民らに直接話を聴き、大江の魅力や課題を探った。
参加したのは4月から「基礎力演習」の科目で、大江町や夜久野町に出向き、聞き取り調査などをしている公立大の地域経営学部1年生20人と、2学期からアクティブB2の授業で地域の良さを見直す学習に励む大江高普通科3年生17人。今回は公立大の呼びかけで連携授業が実現した。
6班に分かれて町内を回り、地域で活躍している6人から話を聴き、調査にあたった。
内宮の古民家を改装した交流の場「いづみや」を訪れた班は、同所を拠点に地域活性化の取り組みを進める「大江元気プロジェクト」の河口珠輝代表(53)に活動の状況などを聴いた。
河口代表は、水害や高齢化などの影響で元気がなくなってきた大江地域を活気付けるためにプロジェクトを結成したいきさつを話し、元伊勢内宮、外宮神社などを回るモニターツアーの開催、内宮の神社参道で開いたイベント「参道マルシェ」などについて説明した。
学生、生徒たちはマルシェ、モニターツアーの内容などについて質問し、いづみやの改修の状況も見た。
このあと各班が大江高に集まり、各地で聴いてきた内容を振り返る「グループワーク」をした。
公立大1年の辻捺乃さん(19)は「今回の学習は大江のみなさんと触れ合え、地域性や歴史、文化などを高校生と一緒に学ぶことができて良かった」と喜んでいた。
大江高3年の眞下晟也君は「大学生との学習は新鮮で、質問の仕方など勉強になるところが多かった」と話していた。
写真=大江元気プロジェクトの河口代表(右)から取り組みの内容などを聴く学生と生徒
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