丹後、丹波にある府立高校、特別支援学校、団体が、それぞれの生産物を販売する「ＴＡＮ（丹後）ＴＡＮ（丹波）見本市」が6日、ＪＲ福知山駅コンコースで開かれた。生徒ら約100人が売り子として参加し、懸命に来店を呼びかけた。どのブースも鉄道利用者、市民らが訪れてにぎわった。

　物産展で商品を販売することを通じてビジネスの経験を積む一方、地域活性化につなげようと、京都府立大江高校（永井正樹校長）が主催し、ＪＲ福知山駅が共催した。今回で4回目を迎えた。

　府立工業、福知山高校三和分校、大江などの9高校と中丹など3支援学校、福知山市内の団体が、コンコースのあちこちにブースを構え、キーホルダー、木のおもちゃ、陶器、塩、菓子類などを販売した。天候不順で高値が続いている野菜類はとくに人気が高く、長い行列ができた。

　大江地域のイメージキャラクター「赤鬼・青鬼」が駆けつけてイベントを盛り上げ、大江高校ブラスバンド部が2度にわたって演奏を披露した。


写真＝多くのブースが並び、にぎわう福知山駅コンコース