「市と市民が一緒になってより良いまちをつくっていく」−そんな市民自治の実現をリードする人材を養成するため、一般社団法人京都府北部地域・大学連携機構は、昨年から府北部地域の行政職員を対象にした研修を全3期・計9日間の日程で開いている。
10、11両月で行う第2期は「地域を巻き込む極意を習得する」をテーマに福知山市三和町で実施する。
初日の10月31日は、福知山や舞鶴など4市から37人が参加。龍谷大学政策学研究科の青山公三教授と三和地域協議会の岡部成幸事務局長を迎え、地域の現場に入る意義を学び、三和町における地域交通の再編などの課題を聞いて、三和荘などを視察した。
視察した川合地区のお試し住宅では、市職員から、移住政策として運用すること、入居から3カ月以内は賃料が無料であることなどの説明を受けた。受講者らは「地域の人との関わりはどうしていくのか」などと質問し、定住促進、移住支援などの課題を探った。
第2期は、このあと16日と29日に開く。29日は「行政機関として三和町でできること」をテーマにまとめた内容をグループ発表する。
受講している福知山市の市長公室大学政策課の外賀豊樹さんは「現場に飛び出す研修はこれまでになく、とても参考になる。公務員の意識改革につながるのでは」と話している。
写真=市職員からお試し住宅の説明を受ける受講者
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