設立趣旨だった「ほ場整備化事業」が完了し、京都府知事への解散申請が認可されたことを受け、福知山市土地改良区(田中定行理事長)が5日、篠尾新町のサンプラザ万助で解散記念式典を開いた。出席した関係者や市職員ら約150人が、57年のあゆみを振り返り、歴史に終止符を打った。
1958年に設立した土地改良区は、旧市域をエリアとし、農地や農業用水の井堰整備などを行ってきたが、全農地を対象にした「ほ場整備化事業」が目標達成し、解散することに決まった。
式辞で、田中理事長は「府下最大の土地改良区組織として邁進(まいしん)してきましたが、2009年にはほ場整備化事業がほぼ完了し、解散という結論に至りました」と経緯を伝えた。
大橋一夫市長のほか、全国土地改良事業団体連合会名誉会長で、府土地改良事業団体連合会長の野中広務さんらが祝辞を述べたあと、祝宴へ。全員で万歳三唱をして締めくくった。
土地改良区は現在、清算法人として改良区の持つ農道や水路、施設などを、市へ譲渡する作業を行っており、17年3月の清算総代会で清算を終える。
写真=多くの関係者が出席して57年の歴史に幕を下ろした
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