漆の植樹活動に参画している作家たちによる第5回「丹波のうるし作品展」が、福知山市京町、ぎゃらりー京町で6日まで開かれている。無料。
NPO法人丹波漆(岡本嘉明理事長)と福知山市文化遺産活用実行委員会の主催で、作家20人と1団体が出展している。
国宝、俵屋宗達の風神雷神図などで知られ、外国人観光客も多い京都市の臨済宗建仁寺塔頭禅居庵で10月31日まで開かれていた京都会場に続き、3日から福知山会場としての開催。「世界からの目」に耐えうる作品をと、例年以上に作家たちが精魂傾けて制作に励んだ作品が並んだ。
伝統的な塗り盆から現代感覚あふれるオブジェまで様々な作品がそろう。5回展記念として、丹波漆から精製した本朱練漆を使った豆皿の競作もあり、華やかな朱や落ち着いた赤など、作家ごとの個性が引き立ち、関心を集めている。
「福知山伝統文化を守る会」で丹波漆と共に活動している福知山藍同好会の塩見敏治さん(82)夫妻も初日に見学。「いい作品がそろっていますね。創作意欲を刺激されます」と話していた。
最終6日は午前10時から午後4時まで。
■8日からは夜久野で■
引き続き8日から13日までは、夜久野会場として夜久野高原、道の駅農匠の郷内、市やくの木と漆の館で展示する。時間は午前10時から午後5時(最終日は正午)まで。水曜休館。いずれも問い合わせは木と漆の館、電話(38)9226。
写真上=作品の説明を受け技巧に驚く塩見さん夫妻
写真下=丹波漆から精製した本朱練漆を使った豆皿の競作
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