生涯スポーツの国際総合競技大会、ワールドマスターズゲームズが2021年5月15日から30日まで、関西一円で行われる。このうち日本の大会から正式種目になるソフトテニス競技の開催地が、福知山市に決定したことが大会組織委員会総会で26日、発表された。競技期間は4日間。合計約1800人までプレー可能な猪崎の三段池公園テニスコート16面と長田野町の長田野公園テニスコート5面で開催する予定で、多くの選手や家族らが来福し、にぎわいが期待される。
ワールドマスターズゲームズは4年ごとに開催され、原則30歳以上であれば、誰もが参加できる。1985年にカナダのトロントで第1回大会があり、シドニーで行われた第7回大会には約3万人もの選手が参加した。
第10回大会となる日本での大会はアジア初開催で、32競技55種目を予定し、国内3万人、国外2万人の計5万人の選手参加を目標にしている。
多くの参加者は、スポーツを楽しむだけでなく、家族や知人を連れて大会前後の期間に開催地に長期滞在し、周辺の観光地巡りなどを楽しむ。
開催地へ経済効果をもたらすだけでなく地域の組織や人材が活性化され、埋もれていた地域の魅力の再発見などにつながるとされている。
京都府内では、京丹後市でカヌー、京丹波町でゲートボール、南丹市でトライアスロン、京都市で陸上競技やバドミントンなどが開催される予定。
福知山市役所にはソフトテニスの開催地に決まったことを知らせる懸垂幕が掲げられた。
大橋一夫市長は「この決定を心から喜んでいます。福知山市で初めての国際スポーツ大会となり、本市の名を広めるチャンスととらえ、市民のみなさまとともに選手をお迎えする準備を進めていきたい」とコメントを発表した。
■2013年大会には107カ国参加■
2013年の第8回大会はイタリアのトリノで開かれ、107カ国から1万9千人が参加した。第9回大会は、17年にニュージーランドのオークランドで開かれる予定で、2万5千人の参加を目標にしている。
写真=福知山市役所にソフトテニス競技開催決定を知らせる懸垂幕が掲げられた
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