WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2016年10月27日のニュース

世界に丹波漆をアピール 京都・建仁寺で作品展

建仁寺 国宝、俵屋宗達の風神雷神図などで知られる古刹、京都市東山区の臨済宗建仁寺で、29日から「丹波のうるし作品展」が開かれる。京都府福知山市夜久野町で続く漆の植樹活動に参画する作家たちが丹波漆を使った作品を展示。海外からの観光客も多い寺院とあって、作家たちは「丹波漆の魅力を世界の人に知ってもらえる機会に」と張り切っている。

 福知山市文化遺産活用実行委員会とNPO法人丹波漆が主催する。毎年この時期に京都市内など3カ所で作品展を開いていて、今年はNPOの岡本嘉明理事長のつてで、建仁寺塔頭・禅居庵を特別に会場として使うことができた。

 会期は31日までで、作家20人と2団体が各1点を出品する。国産漆は貴重で、工芸作品に使われる機会は少なく、中でも質の良い丹波漆は希少。その値打ちと増産の苦労を知る人たちならではの作品が並ぶ。

 また今回が第5回展となることから、記念企画として丹波漆から本朱練漆を精製し、作家たちが豆皿を競作した「丹波漆の赤」展を同時開催する。

 京都会場が終わった後、11月3日から6日にかけては福知山市京町、ぎゃらりー京町。同月8日から13日までは夜久野高原・道の駅農匠の郷内、市やくの木と漆の館で開催する。いずれも時間は午前10時から午後5時まで。無料。


写真=美しい庭や絵画などでも有名な建仁寺

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ