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両丹日日新聞2016年10月24日のニュース

民家の軒先に提灯 大江山周辺で万燈絵巻

大江山万燈絵巻 大江山周辺のまち並みを光で魅せるプロジェクト「大江山万燈絵巻」が福知山市大江町などで行われている。民家の軒先にぶら下げられた提灯が風情ある情景をつくり出す。11月27日まで舞鶴市、宮津市、与謝野町を合わせた6地区で続く。

 過疎、高齢化が進む大江山周辺の地域を活性化させ、新たな観光拠点づくりを進めることを目的にした京都府中丹広域振興局の取り組み。大江山周辺4市町の共催。

 提灯は卵型で縦が約50センチ、直径約30センチ。大江町二俣一の田中製紙工業所で漉かれた丹後二俣紙を骨組みに貼り、「大江山」の文字や「森の京都」「海の京都」のロゴマーク、提灯をつるす地域名を印字した。

 太陽光で充電するLEDライトを使っていて、周囲が暗くなるとともり、明るくなると消える。

 提灯の配布数は6地区で計194個。福知山では大江町内宮、毛原、大江山酒呑童子の里(佛性寺)につるした。

 内宮では40個が配られ、元伊勢内宮皇大神社へと続く参道沿いが、夜になると提灯の温かな光に集落が包まれる。

 住民の佐藤高久さん(72)は「昔は、地区で祭りの時などに提灯をつるしたこともありました。提灯をともすと、まち並みの様子も変わり、情緒が出る。多くの人たちに見に来てほしい」と話す。

■落語会やクラッシクコンサートも■

 万燈絵巻に合わせたイベントも各地で開催。大江町では内宮の古民家を改装した交流の拠点、いづみやで11月19日午前9時から、昔の内宮地区の写真展を開く(20、26、27日も)。午後1時からは地区内を巡る探索会。模擬店も出す。午後4時からは落語会があり、落語家の笑福亭由瓶さんらが出演する。無料。

 また、毛原では11月27日午後4時から、イタリアンレストラン・OZ(オズ)で、クラシックコンサートが開かれる。市出身のクラリネット奏者、吉田佐和子さんら3人の音楽家が出演する。無料。午後1時30分からは、地区内の散策会。オズで地元産野菜や手作り品の販売もする。


写真=内宮地区でともされている提灯

    

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