福知山市で鳥インフルエンザが発生した場合を想定し、京都府中丹広域振興局と府中丹家畜保健衛生所が三和町千束の市役所三和支所などで鳥インフルエンザ防疫演習を20日に行った。府や市職員らが参加し、初動態勢訓練などに取り組んだ。
鳥インフルエンザが流行しやすくなる時期を前に、毎年行っている。
演習は、市内の養鶏場から鳥インフルエンザ発生の疑いがあるとの通報があり、検査の結果、毒性の高いウイルスだと判明したという想定。通報を受けるところから始まり、知らせを受けた家畜保健衛生所が初動班を現地に派遣して簡易検査などをした。
並行して、市三和支所内に対策基地を設置。府内から集まった府・市職員約70人に健康診査と作業説明などをし、養鶏場に動員した。
養鶏場では実際に処分予定の鶏560羽を使い、ガス班や搬出班などに分かれて殺処分や消毒、搬出などの作業を体験した。
このあと対策基地へ戻り、防疫服の正しい脱ぎ方を確認したり、演習の振り返りをした。
家畜保健衛生所の安藤嘉章所長は「発生した場合には早急な対応が必要で、そのために日ごろから備えておくことが大切です」と気を引き締めていた。
写真=防疫服の着用の仕方を確認する職員ら
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