福知山市駅南町にある福知山聖マリア幼稚園（佐中邦子園長）年長組の園児らが19日、園関係者が所有する東堀の田んぼで、昔ながらの農機具を使っての脱穀を体験した。園児らは機械に興味津々で、自分たちが育てた稲の脱穀に元気よく取り組んだ。

　同園では前身のテレジア幼稚園の時から、年長組園児がモミ種から稲を育て、田植え、稲刈り、脱穀を体験している。
　今年も一連の体験をし、最後の段階まできた。園児75人が、保護者16人と一緒に、足踏み脱穀機2台を使い、唐箕でモミの選別をした。
　脱穀では保護者が足踏みをし、園児が両手いっぱいの稲を束ねて機械に当てると、パラパラと勢いよくモミが飛び出し、園児からは笑顔がこぼれた。このあと、唐箕のハンドルを懸命に回し、風を起こしてモミとワラくずなどを分けていった。
　11月には収穫のお祝い会を開く予定にしている。園児の岸上璃胡さんは「楽しかったです。お米がどうやってとれるのか分かりました」と喜んでいた。

写真＝飛び出すモミに笑顔がこぼれた