JR西日本の福知山線・宝塚駅−山陰線・城崎温泉駅間の電化開業30周年を記念し、11月19日に京都府福知山市半田の福知山電車基地が一般公開される。福知山支社管内で活躍中の車両の展示やミニSL乗車会、電車教室などいろいろな企画がある。300人限定で事前に参加者を募っている。
電車基地は電化開業に合わせて1986年秋に整備され、福知山支社が管轄する。敷地面積は、東京ドーム5個分の約22万3千平方メートルあり、電車約140両が配置されている。約2キロ離れた福知山駅とは電車基地線で結ばれている。
見学できる車両は、特急「こうのとり」などで活躍する287系2編成、289系1編成、ラッセル車など。特急車両は、車内に入り、運転台に座っての記念撮影ができる。京都市から持ち込んだミニSLを使って乗車会もする。
■変遷のパネル展示や弁当・グッズ販売も■
電車教室では、普段見られない車両の床下・屋根上機器を解説するほか、保線作業で使う軌道自転車の乗車、業務用ベッドの定刻起床装置、車内放送などの体験ができる。車両の車輪を削って修正する作業の見学もできる。
このほか、電車基地の変遷が分かる写真パネル展示、鉄道の仕事内容の映像とパネルでの紹介、弁当・鉄道グッズの販売がある。荒天などの場合は、内容を変更することがある。
基地には駐車スペースが少ないため、参加者は福知山駅から無料の特別送迎列車を利用する。福知山駅の集合時間は午前9時、同10時の2コースがある。基地の滞在時間はそれぞれ2時間30分ほどになる。
希望者は、往復ハガキの往信裏面に住所、参加者の氏名(ふりがな)、性別、電話番号、福知山駅までの交通手段、送迎列車(集合時間)の第1、第2希望を記入。返信の表面には応募者代表の住所、氏名を書く。返信裏面は何も書かない。郵便番号620−0045福知山市駅前町439、JR西日本福知山駅「電車基地公開」係へ。
1枚に付き4人まで記入できる。幼児は4人に含まず、氏名の横に「幼児」と追記する。応募が300人を超えた場合は抽選する。31日必着。11月2日以降、結果を通知する。
問い合わせは福知山駅、電話(23)8632へ。
写真=一般公開される福知山電車基地
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