一般財団法人世界少年野球推進財団(WCBF)は、京都府福知山市和久市町の福知山球場で「JA全農WCBF野球教室」を8日に開いた。元プロ野球選手による軟式少年野球教室と指導者講習会、栄養学教室があり、参加した市内11チームの選手、指導者、保護者が、野球の基礎技術や丈夫な体の基礎となる食について学んだ。
WCBFと全農グループが主体となり、野球の楽しさと食の大切さを伝えようと1993年から全国各地で開催している。今回で120回目になり、福知山で開くのは初めて。
少年野球教室には156人の選手が参加し、第1回ワールド・ベースボール・クラシックで優勝に貢献し、捕手でベストナインに選出されたロッテOBの里崎智也さんら4人が講師を務めた。
打撃について、ホームラン王を2度獲得した中日OBの山崎武司さんは「大切なことは、頭を動かさずスイングすることと、しっかりボールを見て投手のタイミングに合わせること」と紹介した後、トスバッティングの練習をした。
盗塁王を3回獲得した巨人OBの屋鋪要さんが走塁について、日本ハムOBの西崎幸広さんが投球について指導し、参加者は、投げる・走る・打つなどの基本技術を教わった。
また投手や捕手、内野手、外野手とポジション別に分かれて、それぞれの講師から基本を教わった。
このほか、けがを予防するためのストレッチなどを指導する指導者向けの講習会、成長期の子どもに必要な栄養の摂取について学ぶ保護者向けの栄養学教室が催された。
三和フレンズスポーツ少年団の主将・寺地悠太郎捕手(菟原小5年)は「プロ野球選手は格好よかったです。里崎さんに守備のことを優しく教えてもらいました。ますますプロ野球選手になりたいと思いました」と目を輝かせていた。
写真=打撃のコツを説明する山崎さん
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