各地で連休の9、10両日、秋祭りが催された。天気が心配されたが大きく崩れることはなく、五穀豊穣、住民の健康などの願いを込めて、祭り囃子が集落に響いた。
京都府福知山市猪野々の二ノ宮神社では9日、秋季祭礼があり、子どもたちが奉納太鼓を披露した。
江戸時代が起源とされる子ども太鼓は、これまで子ども会が主体だったが、少子化で継続が難しくなり、今年から自治会が受け持ち、伝統を守ることにした。
中学生以下の男子3人で打つことになっていた大太鼓は、人数不足を補うために初めて高校生1人が加わった。小学生男女3人が担当した小太鼓も練習の成果を発揮した。
神事のあとに太鼓屋台が地区内を巡行し、子どもたちの雄姿に住民たちが目を細めた。
■独特の所作で毛槍を投げ渡す■
三俣の生野神社では9日、独特の所作で長さ3・7メートルの毛槍を投げ渡す奴をはじめ、神輿、太鼓、お供など総勢150人の大行列が上六人部地区を練り歩いた。
奴は20代〜40代の男性12人が務めた。境内で毛槍の投げ渡しを奉納したあと出発。大行列は堀越、正後寺、坂室、池田を巡った。
投げ渡された毛槍は、重さで大きくしなるが、奴たちは凛とした表情でこなし、沿道の人たちから大きな拍手を浴びた。
写真上=中高生3人が動きをそろえて太鼓奉納(二ノ宮神社)
写真下=長さ3・7メートルの毛槍を見事キャッチ(生野神社)
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