京都府福知山市の大江山連峰で、本格的な雲海が見られるシーズンがやってきた。30日早朝には大江町北原の鬼嶽稲荷神社周辺で、下方に見える山々が濃い霧に包まれ、幻想的な光景が広がった。
雲海は放射冷却の影響で空気中の水分が霧となり、盆地や谷底にたまり発生する。日中と夜の寒暖の差が大きい時に出やすい。
30日は夜明け前から乳白色の霧が山々を覆い隠し、墨絵のような世界を演出。午前5時55分ごろ、朝日が遠くの山の上から顔をのぞかせると、雲海が黄金色に輝き、霧が波のようになった。
まだ暗いうちから市民ら4人が訪れ、絶景を楽しむとともにカメラに収めていた。
大江山に詳しい自然公園指導員の赤松武司さん(63)=同町金屋=は「今年は夏の猛暑の影響で、雲海が出る時期が遅くなっていて、12月初めごろまで見られそうです」と話している。
写真=黄金色に輝く雲海(30日午前6時10分ごろ)
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