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両丹日日新聞2016年9月27日のニュース

「挫けないこと」テーマに父娘で日めくり製作 観音寺住職

小籔住職と慶子さん 京都府福知山市観音寺、高野山真言宗・観音寺の小籔実英住職(64)が、詩画を載せた日めくりカレンダー「挫(くじ)けないこと」を作った。カレンダーとしては7作目で、今回はほとんどの絵を小籔住職の次女、慶子さん(25)が描き、親子でのコラボ作となっている。

 カレンダーはこれまで6点を製作。前回は12年に出した。いずれも詩、絵は小籔住職が手掛けてきたが、13年7月から総本山金剛峯寺(和歌山県高野町)執行、高野山真言宗教学部長・国際局長などを務めることになり、多忙となったため、時間がかかる絵を慶子さんが受け持った。

 今回の日めくりの題名となった「挫けないこと」は、自然災害に遭ったり、自分の願いがかなえられなかったりして、くじけそうになった時、負けない気持ちを持ってもらおうと付けた。
 詩は「辛いことをいやだいやだと思えばストレスになる 負けないぞ負けないぞと思えば根性となる」「疲れないように生きる それが生き方上手」など、小籔住職が日々感じた言葉をつづっている。日数に合わせて31作品ある。

 慶子さんは京都教育大の美術領域を卒業し、現在は大江高校で美術の講師をしている。絵はハス、アジサイ、ヒマワリなどの植物やカエル、トンボなどの生き物を題材にしていて、顔彩を使い、淡い色調で描いている。柔らかいタッチが小籔住職の絵と似ている。

 小籔住職は「今回は(娘に)助けてもらい、出すことができました。カレンダーが、苦しみや悩みを乗り越えるための手助けになればうれしい」と言う。

 慶子さんは「満足いく作品が出来て良かったです。いろんな場所にカレンダーを置いて、詩画をみて穏やかな気持ちになってほしい」と話している。

 B5サイズで、1冊1千円(本体価格)。観音寺のほか市内の書店で扱っている。


写真=親子コラボとなった日めくりカレンダーを手にする小籔住職と慶子さん

    

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