福知山市消防本部は、取り壊しが決まっている東小谷ケ丘の市営住宅を利用して、火災や震災を想定した訓練をした。福知山消防署、東分署、北分署の警備課隊員が参加し、実践的な訓練に取り組んだ。
訓練は16日を除き、12日から19日まであった。そのうちの13、14、15日を震災対応、それ以外を火災対応にあてた。普段使用している訓練施設とは違う環境で実践することで、隊員の技術力向上を図るのがねらい。
火災対応訓練は、3階まである建物を活用し、火元を2階や3階などに変えながら行った。3連ハシゴを使い、逃げ遅れた人をベランダから救出したり、住宅内に人が残っていないかの確認や消火活動などをした。
震災対応訓練では、がれきに埋もれた要救助者を想定し、実際にコンクリートの床面を破るなどの作業に取り組んだ。
終了後は、参加者でミーティングをし、訓練を振り返ったほか、指導隊員が「自分がいま何をしなければならないかを考えて行動し、仲間に伝達していくことが大切になる」などと伝えた。
市消防本部は、訓練のために民間からも施設の提供を募っており、随時受け付けている。問い合わせは市消防本部警備課、電話(23)4119へ。
写真=実践さながらに訓練に取り組む消防隊員ら
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