京都丹後鉄道を運営するウイラー・トレインズ(小高直弘社長)は、丹鉄に親しんでもらおうと、オリジナルの「ニャン鉄くんスタンプ」を作った。京都府の福知山、大江、西舞鶴、宮津、兵庫県の豊岡など沿線の有人15駅の窓口に5日から置いている。
丹鉄は2015年4月に、北近畿タンゴ鉄道の運行部分を引き継ぎ、再出発した。観光や沿線の利用者に、丹鉄での移動を一層楽しんでほしいとの思いで、今回、オリジナルのスタンプを作った。
縦、横、高さがそれぞれ7センチ。丹鉄沿線の小学校に配布し、有人駅に置いている「丹鉄こども新聞」の漫画に出てくる「ニャン鉄くん」を使った。
スタンプにネコを取り入れたのは、沿線地域はかつて養蚕が盛んで、ネズミの被害を防ぐため、ネコを守り神としていたのが理由。名残で、京丹後市峰山町の金比羅神社の境内にある養蚕の神「木島神社」には、子猫を抱いた狛猫(こまねこ)がある。
スタンプは、丹後産の天然木を使い、丹鉄の魅力を詰め込んだ。ニャン鉄くんや列車のイラストのほか、与謝野町の「ちりめん街道女子会」に提供してもらったちりめんの図案をデザインした。
■方言でメッセージ■
駅ごとにその地域独特の方言でのメッセージを入れているのも特徴で、福知山は「おおきに」、大江は「どぉーえー」としている。
今後、ニャン鉄くんスタンプを活用して丹鉄沿線でスタンプラリーを開催する予定。
スタンプは駅窓口の営業時間のみ押印できる。福知山駅は午前6時20分から午後11時5分まで、大江駅は午前7時50分から午後5時50分まで。
写真=駅窓口に設置されたニャン鉄くんスタンプ(福知山駅で)
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